副都心線と東横線のジョイントを記念してボトリングされたそうです。
ベンリアック BENRIACH 1976-2012 36yo OB for Speyside Way, Bar Caruso & Shinanoya #8082 42.5%
one of 25 bottles, hogshead
香りはデーツなどドライフルーツ、黒糖、熟したプラム、ビターチョコレート、クローブ、シナモン、少し焦がし麦、らしい桃は奥にある。飲むと桃や少しケミカルなトロピカル感がしっかり、ジャム感のある濃いめの甘さと心地良い渋味。しっかりめのウッディネス、オイリーで長くなかなか陶酔感のある余韻。
【Very Good】
自由が丘のスペイサイドウェイさん、新宿のカルーソーさん、そして信濃屋さん向けのベンリアック1976、オフィシャルボトルです。
ホグスヘッドの1976ということで、典型的な桃&トロピカル系かなと思いきや、色も濃く、香りはどちらかというとシェリー系のフルーツやスパイスが前面に出ており、らしさは奥に控えている印象でした。
飲んでみると期待通りの熟したトロピカルフルーツや桃のニュアンスがしっかりと感じられて、香り通りの濃いフルーツや麦感、ウッディネスも感じられます。
樽の影響か、度数の割に#3000番台の(私のイメージでは)典型的なフルーティホグスヘッドのものに比べてしっかりした飲み応えと長い余韻が楽しめます。
さてこのボトル、25本限定とのこと。
どこかとのシェアなんでしょうか?そして記載は無いですが何のホグスヘッドなんでしょうか?この華やかな独特の桃&トロピカルフルーツと樽からくるような重厚で複雑なニュアンスの同居は、なんとなくひとつの樽でずっと熟成されたというよりは、途中で詰め替えがあったようにも思われる仕上がりに感じました。
相変わらずベンリアックのカスクマネジメントは謎に包まれていますが、このボトルが美味しいことに変わりはありません。
#ベンリアック (BENRIACH)