モルト仲間のnaoskprsさんから,ブラインドサンプルが3種類届きました。
ありがたく挑戦させていただきました。
次はBです。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・プチSBT 2014/10月 from naoskprsさん sample B
香りはパッションフルーツ,グレープフルーツ,パイナップルなどの強いトロピカルフルーツ,青リンゴ,ピートはスモークメインでしっかり,バニラ,乾いたモルティ。
飲むと香り同様のパッションフルーツ系のトロピカル感,シロップの甘味,柑橘の酸味,ピートもしっかり,若さも感じる,植物感とモルティ,紙っぽさは気にならない程度,ややオイリー,潮風,淡い魚介ダシ。
【G/VG】
この独特のパッションフルーツ系のトロピカル感とピートは,90年代のボウモアかアードモアと思われる。
ただし,潮のニュアンスや淡い紙っぽさも考えると,ボウモアが第1予想。
だとするとヴィンテージは1990年代終盤から2000年前後くらいで15年程度の熟成と予想。
樽はリフィルのバーボンホグスヘッド予想。
若さを感じるわりには度数はそれほどキツくは感じない。50%前後だろうか。
・予想
1、ボウモア
2、なし
3、アードモア
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
ボウモア BOWMORE 1993-2010 17yo THE WHISKY AGENCY The Perfect Dram 4th 54.6%
one of 226 bottles, EX-Bourbon Hogshead
エージェンシーのパーフェクトドラム,ボウモア1993の4thリリースでした。
蒸留所や樽の予想が当たったのは良かったのですが,このボトルに関してはヴィンテージを外したことが結構ショックでした。
ボウモアらしいフルーツ感がかなり強いことは認識していたのですが,それ以上に淡く感じた紙っぽさを有意にとって予想してしまいました。
苦手要素を過大評価するというクセは以前からあって反省点だったのですが,まだまだですね。
また,このボトルは飲んだことがあるボトルだったのですが,その際には紙っぽさは気にならなかったんですよね。
一般的に指摘されない程度の要素なのに過剰反応している可能性が高く,テイスティングに偏りがでていることを認識できました。
ある程度意識的に修正していかないといけませんね。
自分の偏りを認識して再認識ができるのは,ブラインドテイスティングで得られる利点のひとつかもしれません。
#ボウモア (BOWMORE) #SBT