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自宅テイスティング:スプリングバンク 12年 オフィシャル グリーン

オーガニックならではの味はわかりませんが,良い近年スプリングバンクでした。

 SPRINGBANK 12yo OB GREEN

スプリングバンク SPRINGBANK 12yo OB GREEN 46%

・香り:
強くレモングラスやフレッシュレモン,若葉,野沢菜,まだ酸っぱそうな取りたてのヘタ付きイチゴ,若さも感じる強い麦感,生のパン生地,バニラ,奥からピートもしっかりめに主張,少しタール,強めに感じるエゴマ油,最初はフレッシュで酸っぱそうなニュアンスだが時間と共にアプリコットジャムのような濃厚なフルーツ感も出てくる。

・味わい:
口当たりは穏やか,レモングラス,新しい畳、淡く洋ナシ,塩の効いたイチゴ大福,少し噛み応えを感じるテクスチャー,フレッシュフルーツの甘味と酸味,強くブリニー,じわりと広がる麦の旨味,少しオーキー,少し雑味と青草っぽいエグ味も感じる,タールも伴う強めのピート,ミディアムボディ。

・余韻:
レモングラスと潮っぽさ,そしてタールとピートが長めに残る。

・加水:
基本的にはそのまま伸びる感じだが,ややピートが際立つ印象もある。

・総評:
近年のスプリングバンクだが,昔のものとはひと味違うとはいえフレッシュなイチゴ感やブリニーさはしっかりと感じられる。
また,近年のスプリングバンクらしく,ややピートが強めだった。

【Good/Very Good】

最近スプリングバンクからリリースされた,12年オフィシャル,“GREEN”です。
有楽町で飲んで気に入ったので,自分でも買って開けてみました。

上記のとおり,昔からのスプリングバンクらしさと今のスプリングバンクらしさが共に感じられました。
オーガニックだからこんな味という感覚は個人的には特にないのですが,フレッシュながら未熟感はそれほど感じられず,特別な原酒だからわりと良い樽を選んで詰めたのではないかなという気はしますね。

時間経過で感じられるようになった熟したフルーツ感は,今後経年変化で強まってくるのではないかと思いますし,若干感じた雑味やエグ味も引っ掛かりの無い複雑さに変わっていくのではないかという予感がしたため複数本買ってみました。
1本は開けて飲んでいますが,これの変化も期待できそうなのでじっくり飲んでいこうと思います。

私の周囲でもわりと言われていることですが,開栓後の変化で経年変化の片鱗を感じることができるのではないかと私も思います。

 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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