MENU

期待の60年代:グレンギリー 1968 28年 オフィシャル #613

60年代のギリーはずいぶん久しぶりでした。

 

グレンギリー GLENGARIOCH 1968 29yo OB #613 56.8%
matured in Hogshead

陶酔感を伴う高貴なシェリー、ブドウ感、ベリーやプラムのジャム。心地良い甘味とシェリー感だが、後半から余韻にはブラックコーヒーのような苦味が強い。

【Good/Very Good】

オフィシャル60年代の貴重なグレンギリー。
強いシェリー感のためか、昔のギリーにしてはピートがほとんど感じられません。ウッディネスはそれほど強くないのですが、最後の苦味は結構強めです。収斂性のある渋味というよりコーヒーのような苦味として感じられました。

グレンギリーも年代ごとにスタイルが大きく変わる蒸留所で、60~70年代蒸留のものには結構ピーティなものを期待してしまいます。
今回のものは、60年代の良いシェリー樽が前面に出ているボトルでギリーらしさはあまり感じられませんでした。ちなみにパフュームも感じませんでした。
もう10年くらい早く詰めてくれたらもっと素晴らしいボトルになったのではないかと思ってしまいますが、実際はそうでもなかったので長く寝かされていたのかもしれません。

 

#グレンギリー (GLENGARIOCH)

この記事を書いた人