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これまでのテイスティングノート22:白州 18年 オフィシャル

 

白州  HAKUSHU 18yo OB 43.5%
海外向け(免税店にて購入)

・香り:
まさに青葉や針葉樹のような爽やかな香り、シトラス、青リンゴ、メロン、白ワイン、白い花、乾いたモルト、ヴァニラ、切ったばかりの木材、スモーキーなピート、繊細だが複雑で陶酔感がある。

・味わい:
青葉や青リンゴの爽やかさから流れるように薄めの蜂蜜様の甘味へ。心地良い。柑橘と乾いたモルト、スムーズだが最後にピートと少し木材様の渋味があり味を引き締める。ミディアムボディ。

・余韻:
長くはないが心地よい余韻。

・加水:
香りはほとんど変わらない。味わいは素直に優しくなり、崩れない。

・総評:
青葉や針葉樹、スモーキーなピートなど、白州らしいニュアンスに加えて複雑さも兼ね備えている。

【Very Good】

白州はとても好きな蒸溜所ですが、10年、12年、25年といった他の定番のラインナップも含めて一番好きなのがこの18年です。特に香りは本当に素晴らしく、多くの良質な樽のヴァッティングらしいバランスの良い中での繊細で複雑な香りが、探すとどんどん出てきます。飲み飽きすることもなくどんどん飲め、なんとなく飲んでも美味ですが、本来はじっくり飲んで欲しい1本です。
納得の出来ではありますが、正直コストパフォーマンスはやや悪めです。
ちなみに国内で買うより海外で買う方がだいぶ安く、自分はスコットランドに行ったのにこれを免税店で買って帰りました。国内向けと味が違うという話も聞きますが、自分が以前に買って飲んでいた国内向けのものもこういう味だったと記憶してます。

〈2012/1/2 whiskylinkで公開〉

2012/9/8  追記:
ジャパニーズで自分が一番好きな白州。その中でもやはりこれが好きです。このテイスティングは海外向けのものでしたが、国内流通品もたまに飲みます。海外向けやロット毎に多少味は違うのかもしれませんが、一貫してある白州の味というのはちゃんとあると思います。フワッと昔のラフのようなニュアンスが出てくることもあって、ドキッとするときもあります。
お願いだからもっと安くして欲しいです。


 

#白州 (HAKUSHU)

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