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ベリージャムの極み:スプリングバンク 1970-1987 スコッチモルトウイスキーソサエティ 27.3

往年のSMWSとバンクの実力でしょうか。メチャ旨です。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1970-1987 SMWS (27.3) 56.5%

香りは強く高貴なシェリー、強烈な赤いベリージャム、ブドウ、フルーツは濃いが甘酸っぱい印象も伴う、黒糖、奥には麦、かなりの陶酔感がある。
味わうとさらに強い陶酔感、やや収斂性があるシェリー樽の深く心地よい渋味、ベリージャム、かなり厚いボディ、ギリギリ上品に感じる甘味。
余韻は非常に長く、陶酔感のあるベリージャムと心地良い渋味が舌に長く残り、ドキドキする。

【Very Good/Excellent】

先日書いたソサエティのクレイゲレキの記事で、ソサエティのモルトには、過熟なものが少なく厚いボディを残したものが多く、その中には熟成がそこまで長くなくても素晴らしいフルーティも身につけた、とんでもなく旨いボトルがあるという話を書きましたが、まさにこんなボトルのことです。

厚みも複雑さも申し分なく、しかも素晴らしくフルーティ。長熟ではないゆえに麦のニュアンスもちゃんと感じられます。収斂性のある渋味をどうとらえるかで評価が多少分かれるとは思いますが、私は深みとしてとらえています。

味わいに何とも言えない艶があり、ドキドキさせられる素晴らしいボトルでした。

 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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