60年代シェリーカスクのスプリングバンクの魅力がしっかり感じられました。
スプリングバンク SPRINGBANK 1969-2004 35yo DUN BHEAGAN #148 50%
one of 516 bottles, BUTT
香りは華やかで強い、良いシェリー感、イチゴジャム、ブドウ果汁、長熟コニャック、良いウッディネス、リッチで複雑、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、イチゴジャムやブドウなどの強い果汁感のあるフルーティ、やや粘性あり、粉っぽく噛みごたえあり、濃い甘味、心地良いブリニー、ややオイリーでしっとりしたピートが全体を裏打ちしている、リッチ、長く心地良い余韻。
【Very Good】
ダンベーガンのスプリングバンク1969,35年熟成。
シェリーバットの熟成と思われます。
華やかで強い香り立ちで,イチゴジャム感やブドウ果汁のニュアンス,そしてコニャックのような陶酔感のある香りもうっすらと感じられました。
飲んでみると芳醇で,香り同様のイチゴジャムやブドウの果汁感がしっかりと感じられるフルーティがあり,凝縮して噛み応えのあるテクスチャーも感じました。ジャム系の濃い甘味にブリニーさも感じられ,全体を裏打ちするようにピートも感じられたのも好印象でした。
昔のスプリングバンクというハードルの高さが無ければ迷わずVG/Eにしたであろう魅力的なシェリー系のスプリングバンクで,期待通り大満足でした。
蒸留所ごとにレーティングのハードルが異なるというのは本来あんまりよくない事かなとも思うのですが,やはり蒸溜所やヴィンテージごとに期待値というのがあって,それに驚きや感動は左右されてしまいます。
VGからVG/Eの間にはその驚きや感動という部分が大きく影響するものですから,どうしてもボウモアやラフロイグ,昔のマッカランやスプリングバンクなんかにはVGを超える評価は出にくくなっているように思いますね。
このボトルは,神楽坂のフィンガルさんでいただきました。
#スプリングバンク (SPRINGBANK)