モルト仲間の大島さんと以前から定期的にやっているプチSBTですが,最後のCです。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・プチSBT from 大島さん SAMPLE C
香りはグレープフルーツとそのわた,乾いたモルティ,ナッツ,柔らかいが強めのピート,バニラ,植物感が少々,ピートがしっかりだが全体にクリアな印象もある。
飲むと軟らかい口当たり,凝縮したグレープフルーツ,粉っぽく噛み応えを感じるテクスチャー,魚介ダシと麦の旨み,炭っぽさの少ないピート,ややブリニー,長い余韻。
【Very Good】
グレープフルーツのわたや凝縮して粉っぽいテクスチャー,そしてピートの印象など第一印象は加水の80年代ラフロイグで,よく混同するロングロウや,たまに似たニュアンスの出るカリラやポートエレンも考えました。
50%前後,ラフロイグであれば1980年代蒸留,リフィルホグスヘッド,20年程度の熟成。
・予想
1、ラフロイグ
2、ロングロウ
3、カリラ
あとはポートエレンやピーティに振れたスプリングバンクも考えた。
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
ロングロウ 1994 10yo OB 46%
1994年ヴィンテージのロングロウ,オフィシャル10年でした。
自分がリフィルカスクのラフロイグに感じる魅力的な要素として,凝縮して粉っぽい柑橘感というものがあるのですが,これがピートとともに感じられる他の蒸留所としては,ロングロウやピーティなスプリングバンクがあり,またにカリラやポートエレンにも感じます。
このボトルは第2予想にしていたロングロウでしたね。
正解を聞いてから考えると,ラフロイグに比べるとヨードっぽさが少なく穏やかなピート感だったあたりで鑑別可能だったのかもしれません。
大島さんは4000円弱で購入されたそうで,この系統のボトルが好きな人にとっては非常にCPの高いボトルだと思います。その値段なら無理してもケース買いしたいレベルでした。
#ロングロウ (LONGROW) #SBT