新年早々のオススメボトルです。これはCP高いですよ。
グレンギリー GLENGARIOCH 1995-2012 16yo OB BATCH No.10 55.3%
1st fill bourbon barrels
香りは麦、蜂蜜、バニラクリーム、バナナ、リンゴ、少しシナモン。
飲むとリンゴ、オレンジ、紅茶、濃厚な蜂蜜、厚い麦感、コクがありとろりと甘いが引き締めるようなほどよい渋味もありリッチ。ピートはないが旨味は濃い。
【Good/Very Good】
グレンギリーのオフィシャル、スモールバッチと思われるリリースで、バッチ10とされています。
これは今年ボトリングされたもので、すでにバッチ10にもかかわらず、こんなものがあったこと自体知りませんでした。
ファーストフィルバーボンバレル熟成のためか、16年にもかかわらず未熟感は感じず、飲み頃とも思えるバランスの良さと熟成感があります。
力強さとある程度の複雑さもありかなり旨いです。レーティングもVGをつけるかどうか結構悩みました。ちなみにパフュームは全く感じません。サントリーの技術力を見せつけられるようです。
ピートなど往年のギリーらしさはあまり感じませんが、カスクストレングスのフルボトルなのに5000円でおつりがくる値段で、相当にコストパフォーマンスが高いボトルだと思います。値ごろ感も入れたレーティングならVG/Eという感じでしょうか。フルーティ全開タイプではありませんが、旨味のある麦感がありリッチなモルトが好きな方には自信を持ってお勧めできます。
今も国内の酒屋さんで売っているボトルのようですが、バッチ9までは存在も知りませんでしたし、周囲でも話題になっていません。
そもそもサントリー所有の蒸留所ですし、こういうものがもっと国内で堂々と売られていても良いのではないかと思ってしまいますね。
※記事追加
ちょっと調べてみると、国内流通しているものに2011年ボトリングのBATCH No.32というのもあるようです。今のところそれ以外は見当たりません。バッチナンバーが若返っているのもよくわかりませんし、ホントに32種類以上あるんでしょうか・・・。
2011年リリースのものも気になりますが、今後にも期待したいです。
#グレンギリー (GLENGARIOCH)