このシリーズ,美味しいのは2011ボトリングだけではなかったようです。
ラガヴーリン LAGAVULIN 12yo OB LIMITED EDITION 56.1%
Bottled in 2012
香りはフレッシュな柑橘、奥からアプリコットジャム、オレンジ、良い麦感、ヨードのある強い迫力のあるピート、魚介ダシ、飲むと強めの口当たり、リッチ、アプリコットジャム、ナッツ、やや凝縮した柑橘、ほどよい甘味と塩気、若干炭っぽいピートが長く残る。
【Good/Very Good】
ラガヴーリンのオフィシャル12年リミテッドエディション,カスクストレングスで毎年ボトリングされていますが,これは2012年のボトリングです。
香りからは短熟らしいフレッシュさを伴う柑橘や麦感の奥から穏やかなアプリコットジャムやオレンジが感じられ,アイラらしい強いピートやダシのニュアンスも強く感じられます。
飲んでみるとややアタックは強めですが,アプリコットジャムのような甘味や凝縮感のある柑橘がしっかりと感じられとてもリッチです。アイラのカスクストレングスらしい迫力も十分にありました。
かなり満足感のあるカスクストレングスのアイラで,ラガヴーリンらしさもしっかりと感じられます。
以前に2011ボトリングと2013ボトリングも記事にしましたが,これはその間のヴィンテージでした。
若さを強く感じた2013ボトリングとは異なり,2011ボトリングに近い印象ですね。ただ,どちらかというと2011ボトリングのほうがこなれた印象で,凝縮感も強く複雑さもあったように思ったため,レートは2011をVG,本ボトルはG/VGとしました。
とはいえこの2012ボトリング,非常に美味しいことは間違いなく,発売時の価格で買えるのであればかなりCPの高いモルトだと思います。
#ラガヴーリン (LAGAVULIN)