オールドシェリーとこなれたピートはツボです。
タリスカー TALISKER 1972-1999 BBR #1102 42.5%
香りは高貴なニュアンスもあるオールドシェリーと強いがこなれたピート、ドライフルーツ、ベリージャム、果汁も感じるブドウ感、ブーケガルニ、クローブ、コーヒー、黒糖、しっかりとアーシー、焦げ感、複雑でリッチ、飲むと滑らかだが度数以上にパワフルに広がりヒリヒリとスパイシー、ブドウ果汁、ハーブ、ベリージャムの甘味と酸味、やや強めのウッディネスとタンニンが味を深める、ジャムとピートと土っぽさがある長い余韻。
【Very Good】
BBRのタリスカー1972-1999,およそ27年熟成。
カスクストレングスですが度数は42.5%と下がっています。
色からしてバリシェリーで,香りはやや高貴さもあるオールドシェリーが感じられます。
濃厚で多彩なフルーツには果汁感もあり,ハーブやコーヒー,そして何よりしっとりと湿った土っぽさを伴うこなれたピートが強く感じられます。
度数は低く,飲むと最初アタックは弱く滑らかな口当たりですが,徐々にスパイシーさも伴いつつ広がっていきます。香り同様にフルーツ感や果汁,そしてこなれた強いピートもしっかりと感じられました。
濃厚なジャム系の甘酸っぱさがあり,やや渋味は強めですが許容範囲内で味を深めています。長い余韻の最後まで旨い1杯でした。
多彩で複雑なフレーバー構成のため,香り・味わいともテイスティングで拾っていくのがとても楽しいボトルでもありました。
「オールドシェリーとこなれたピートのコラボ」は私のひとつのツボで,こいつはツボにはまりましたね。
度数が下がっていますが濃縮感のためかボディも感じられ,タリスカーらしいスパイシーさもあるように思いました。
1杯でも満足感ありましたね。
#タリスカー (TALISKER)