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グレンロセス 1972 GM “CASK” 59.5%

セクシーさも感じる素晴らしいロセスでした。

 

グレンロセス GLENROTHES 1972 GM “CASK” 59.5%
80年代流通

香りは強く艶っぽい、良いオールド感、果汁も感じるプラムやベリー、熟したオレンジ、焼きりんご、レーズン、チョコレート、強めのシナモン、こなれて旨そうな麦感もしっかり、多彩な香り、飲むと力強い口当たりから芳醇に広がる、やはりセクシー、香り同様のフルーツやシナモン、プラムジャムの甘味と梅ジャムの良い酸味、非常に強い麦の旨み、厚めのボディで長い余韻。

【Very Good/Excellent】

GMのCASKシリーズからグレンロセス1972,80年代の流通品のようです。

香りは良いオールド感に加えて何とも言えない妖艶さを感じます。フルーツ感は多彩で,果汁を感じるような熟したフルーツだけでなく,焼いたリンゴやドライフルーツのようなニュアンスもありました。シナモンを強く感じ,そして何より熟成がそれほど長くないが故のしっかりとした麦の主張があったのも良かったです。
飲んでも香り同様に芳醇でセクシーなニュアンスがあり,かなりの陶酔感があります。多彩なフルーツの甘味酸味と,しっかりとした麦の旨味がぎゅっと凝縮したような液体で,飲んでしまうのがもったいなく思えるほどでした。
もったいないと思いつつ飲み終わり,結局おかわりしました。(笑)

サマローリのオード,ブーケの時にも記事にしましたが,こういう熟成が長すぎずボディをしっかりと残して麦の旨みも感じられるにもかかわらず,どういうわけか多彩なフルーツ感と熟成感も感じられるボトルというのが存在します。
とても説得力のある美味しさで,こういうものを飲むとモルトを飲んでいて良かったなと思いますね。
そして,こういうボトルのボトリング当時の味ってどうだったのか,非常に気になります。
 

#グレンロセス (GLENROTHES)

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