こんな記念ボトルを数年してから飲めるのは幸せですね。
カリラ CAOL ILA 1996-2009 OB "FEIS ILE 2009" #19313 58%
European Oak Cask Ex Sherry Casks
香りはアプリコットジャムとオレンジマーマレード、塩素、バニラ、ナッツ、少しクールな金属感、潮風と強いスモーク、飲むと滑らかな口当たりからヒリヒリとスパイシーに広がる、アプリコットジャムのコクのある甘味、ややブリニー、淡い魚介ダシと麦の旨味、スモーキーで心地良い余韻。
【Good/Very Good】
2009年のアイラフェス向けにボトリングされた,カリラ1996,およそ13年の熟成です。
58%となかなかのハイプルーフで,2009年当時飲んだ時のテイスティングノートにはヒリヒリとしたスパイシーさが強いと記載されていましたが,今回も同様の刺激は感じました。
といってもその他の要素が前回よりもしっかりと拾えており,わかりやすいスモーキーさの他に,濃縮感のあるフルーツやアードベッグとも共通点がある塩素やクールな金属感,ダシと麦の旨味などの要素も感じやすかったです。
この辺はきっと,瓶内変化で突出した要素が丸くなったことでより多彩な香味を楽しめるようになったのだと思います。
お祭り向けのボトルですから,本来はその時に飲めれば幸せという感じですが,こうして5年以上経ってから飲めるということは素敵なことですね。感謝です。
#カリラ (CAOL ILA)