良く熟れたトマーティンでした。
トマーティン TOMATIN 1965-2001 36yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 49.7%
one of 216 bottles
香りはドライフルーツやプラムなどの熟したフルーツ、バニラ、ヒノキっぽさのしっかりある強めのウッディネス、クリーム、リッチ、飲むと優しめの口当たり、香り同様のフルーツとウッディネス、濃いめの甘味、濃厚な割にややライトボディ。
【Good/Very Good】
ダグラスレインのオールドモルトカスクからトマーティン1965、2001年詰めの36年。
60年代蒸留の長熟だけあって、熟した多彩なフルーツなどの熟成感と、強めのウッディネスなど樽も強く感じます。
香りも味わいも濃厚でリッチなモルトですが、口に含んだ時の重厚さのわりには後半からの広がりはなくややボディが軽い気がしました。どんどん広がっている感じというより、最初にぐわっと広がってすっと引いていくような印象でしょうか。
今まで飲んできたボトル達を振り返ると、なんとなくの感覚ですが、これと同じ36年くらいの熟成でも、60年代のものって、70年代のものより樽が強く出て過熟になりやすいイメージがあります。
60年代蒸留って短熟でも熟成感のあるボトルが多いようにも思いますし、熟成の早い樽が多かったのでしょうか。
現行品だと20年くらいだとまだ若い感じがするものが多い気もしますしね。
新旧モルトの違いにおける不思議のひとつです。
#トマーティン (TOMATIN) #考えたこと