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自宅テイスティング:グレンロセス 25年 オフィシャル 2007年詰め

80年代蒸留のシェリー系モルトですが,スペックから予想する以上に素晴らしいロセスでした。

 

グレンロセス GLENROTHES 25yo OB 2007 bottling 43%

・香り:
リッチなシェリー,全体に落ち着いたニュアンス,ミルクチョコレートがけのオレンジ,プラムジャム,熟したアプリコット,少し桃,キャラメル,ハーブ,クリーム,優しい麦感とウッディネス,ナッツ,クローブ,リッチで複雑。

・味わい:
シルクのような滑らかな舌触り,暖かいリッチなシェリー,キャラメル,ミルクチョコレート,熟したオレンジ,アメリカンコーヒー,ハーブ,ミックスベリージャム,甘酸っぱさも伴う濃いめの甘味,照り焼きっぽい甘辛さもある,良い渋味とウッディネスもありバランスがとても良い,やや粘性あり,(加水オフィシャルらしいスムーズさ,)リッチでボディは厚め。

・余韻:
濃いめの甘味のあるバランスの良い味わいのままで,余韻は長く心地良い。

・加水:
良いオレンジ系の柑橘が強まるが,味わいのバランスも良いままで崩れない。

・総評:
リッチなシェリー感をベースとして,滑らかでクリーミー,多彩なフルーティもあり,甘味,酸味,渋味のバランスも非常に良い,素晴らしい仕上がりのモルト。
とても飲み心地がよく安定感のある味わいで,きっと加水だが経年変化でも色あせない気がする。

【Good/Very Good】

2007年詰めのグレンロセス25年,オフィシャルボトル。

ボトリングから逆算すると1982年くらいの蒸留ということになりますが,そのスペックから想像するよりかなり良いシェリー感で,素晴らしいバランスを持っており飲み心地がとても良いです。
私が美味しいと思うロセスの多くに感じるとろりとしたクリーミーさもしっかりと感じられました。

また,ほんわかした暖かさを感じるホットミルクのような雰囲気のモルトで,冬場にゆっくりと長い時間を掛けていただきたいです。

 

#グレンロセス (GLENROTHES)

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