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ニューリリース:スプリングバンク 2007-2015 7年 オフィシャル? ローカルバーレイ #181

スペックより熟成感や複雑さを強くと感じました。

スプリングバンク SPRINGBANK 2007-2015 7yo OB? LOCAL BARLEY #181 (1) スプリングバンク SPRINGBANK 2007-2015 7yo OB? LOCAL BARLEY #181 (2)

スプリングバンク SPRINGBANK 2007-2015 7yo OB? LOCAL BARLEY #181 58.1%
First Fill Bourbon Barrel

香りは爽やか、青リンゴ、シトラス、バニラ、サイダー、若葉、若さの目立たないしっかりとした麦感、淡い蜂蜜、飲むとしっとりした口当たりから広がる、噛みごたえを感じる凝縮感,じわじわ舌に染み込むようなテクスチャー、シトラス、バニラ、上品な甘味と酸味、強い麦の旨味、しっかりブリニー、心地良い余韻。

【Good/Very Good】

今年のキャンベルタウンフェスティバルのオープンデーに発売され,その後ケイデンショップで購入できたというスプリングバンク2007,7年熟成のローカルバーレイ,今回バンクは2種類(あとロングロウも1種類)が同時に開き,こちらはファーストフィルのバーボンバレルです。
オフィシャルともケイデンヘッドとも記載はありませんが,オフィシャルなんだと思います。ケイデンヘッドとは同一経営なので,仮にケイデン表記でもほぼオフィシャルということになりますね。
スプリングバンクの近年蒸留のローカルバーレイは,以前2011年ボトリングの1999蒸留のものを飲んで以来で久しぶりでした。

2007年蒸留で7年熟成という短熟ですが,香りからはスペックから想像するようなニューポッティなニュアンスは全然感じられず,フレッシュで爽やかなフルーツ感や若葉のニュアンス,それなりにこなれたような良い麦感が感じられ,わりと多彩な香りでした。

飲んでみると噛み応えを感じるような凝縮感があり,若いのに舌に染みこむようなテクスチャーもあったのがかなり印象的でした。
香り同様にさっぱりしたフルーツ感があり,フレッシュで上品さも感じる甘味と酸味のバランスも良く,らしいブリニーさしっかりありました。

旨味も濃く余韻の最後まで未熟感や嫌な引っ掛かりも無く,ハウススタイルも感じられ,今後の伸びしろも十分に感じつつも,すでに多彩な香味を身に着けた美味しいモルトとして飲めてしまうスプリングバンクでした。

非常に仕上がりの早いモルトでしたが,ローカルバーレイだからなのか,ローカルバーレイだから特別に良い樽で大切に熟成されたのか?その両方なのかもしれませんね。

昔は短熟ですごく美味しいものがあるのはオールドの特徴だと思っていたのですが,今回のもののようにそんな認識を改めさせられるリリースが結構でてきますね。

 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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