今飲むと,本当に良いシェリーカスクが乱発されていたことを実感します。
ロングモーン LONGMORN 1966-2008 41yo GM celtic label #5061 43.8%
one of 309 bottles, First Fill Sherry Butt
香りは高貴なシェリー、ベリージャムや果汁感のあるブドウ感、強めのウッディネス、レザー、カラメル、ビターチョコレート、リッチで複雑、飲むと強いベリー系のジャムの濃い甘味、優しく強いトロピカルフルーツ、ブドウ果汁、ウッディネスの濃いめの渋味、深みがありリッチ、長い余韻。
【Very Good】
GMからケルティックラベルのロングモーン1966,41年熟成のバリシェリー。
香りはのっけから高貴なオールドシェリーが強く主張してきました。ベリージャムや昔のシェリーのロングモーンらしいブドウ果汁も十二分に感じられ,ややウッディですがかなりリッチで複雑でした。
飲んでも素晴らしいオールドシェリーが強いですが支配的ではなく,ロングモーンに期待するトロピカルフルーツやブドウ果汁もしっかりと感じられます。やはりウッディで渋味も強めではありますが,同時に深みも出しておりリッチな余韻が長く長く残りました。
このボトルが出てきたころは,ケルティックラベルのバリシェリーの長熟ロングモーンが乱発と言っていいほど次々とリリースされていました。
とても良いシェリー感ながら過熟と思えるほどウッディでデミタスコーヒーのような渋味が強いなと思うものが多く,ちょっとそれが気になっていましたが,贅沢すぎる嗜好でしたね。
今となっては,こんな高貴なシェリーのモルトが手の届く価格で入手できることはなく,もっと買っておけば良かったと思ってしまいます。
#ロングモーン (LONGMORN)