モルト仲間のnaoskprsさんから,ブラインドサンプルが3種類届きました。
ありがたく挑戦させていただきました。
最後のCです。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・プチSBT 2014/10月 from naoskprsさん sample C
香りは淡いオールド感,グレープフルーツのわた,パッションフルーツ,白ブドウ,メロン,乾いた麦感,青リンゴ,抹茶,銀杏,凝縮感あり,ピートもしっかり。
飲むと凝縮して粉っぽいテクスチャー,噛み応えあり,グレープフルーツのワタ,パッションフルーツ,生ハムメロン,強めの甘味,コクあり,ナッツ,旨味濃厚,強くピーティで淡い炭っぽさ,少しタール。
【G/VG】
凝縮感のある粉っぽい柑橘感とピート,この組み合わせはラフロイグとピーティなスプリングバンクが連想される。
フルーツ感の方向性からは昔のグレンドロナックもありあるが,ピーティ過ぎる。
ラフロイグが第1予想で,だとすると80年代前半のフルーティだが,ピートに炭っぽいニュアンスがあったことを鑑みるとたまにある80年代後半の特別にフルーティなものかもしれない。
リフィル系の樽の熟成,50~55%程度の度数。
・予想
1、ラフロイグ
2、スプリングバンク
3、なし
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
ラフロイグ LAPHROAIG 1993 14yo Douglas of Drumlanrig 51.1%
ダグラスオブドラムランリグのラフロイグ1993,14年熟成でおよそ7年前のボトリングでした。
これも蒸留所予想が当たったのは良かったのですが,スペック予想はもうひとつでしたね。
7年前のボトリングでしたが,それ以上にこなれた印象で,もう少し古いボトルに感じました。
凝縮感が強く粉っぽい噛み応えを感じるテクスチャーは,自分の中では80年代前半のラフに多い個性なのですが,90年代,特にこの1993にはしばしば感じることがあります。
また,上記のとおりスモークのニュアンスは近年の炭っぽさを伴うものであったため80年代後半予想としたのですが,よくよく考えれば1993で納得できる味わいでした。
ちょっと古いニュアンスを強めに拾ったためにそういうヴィンテージ予想になったのだと思います。
大好きな蒸溜所で,しかも好みのタイプのボトルだったので,きっちりスペックまで当てて締めたいところでした。
naoskprsさん,今回も貴重なボトルを出していただきありがとうございました。
#ラフロイグ (LAPHROAIG) #SBT