リッチで複雑。秀逸なスペイサイドモルトでした。
BALLINDALLOCH CASTLE (CRAGGANMORE) 1977-1997 52.6%
香りは非常にリッチ。焼きリンゴとチョコレート、シナモンとグローブ、レザーと腐葉土、芳醇。
飲むと滑らかで広がりがある。芳醇で複雑、フレッシュさの残るドライフルーツ、淡くブドウの果汁とその甘味や淡い酸味、バターチョコレートの品のある渋味、余韻は長い。
【Very Good】
バリンダロッホ城の城主がプライベートストックとして1997年にリリースした1977年蒸留のモルトですが、中身はクラガンモアと言われています。
上記のように非常に複雑で芳醇かつ華やかなスペイサイドモルトで、甘味、渋味、酸味といった味わいのバランスは突出していました。
また、濃く多彩な香味ですが、どこか品の良さも感じられたのが印象的でした。
この時期の樽としてはこれ以上望めないのではないかというくらい素晴らしい樽で、ベストな熟成期間でボトリングされているように感じました。
※この記事は、自粛前に飲んで書き溜めていたものです。
#クラガンモア (CRAGGANMORE)