やはりこの時代のシェリー感には替えの効かない魅力があります。
タムナヴーリン TAMNAVULIN 1966-1989 22yo R.W.DUTHIE for CHRISTOPHER CANNAN 46.7%
香りは濃厚なオールドシェリー、黒糖、プルーン、ベリージャム、腐葉土。
飲むと滑らかだがパワフルに広がる。黒糖の甘みとコク、引き締めるブドウの皮のタンニン、陶酔感もあって長く心地良い余韻。
【Very Good】
タムナヴーリン1966、22年熟成。
ダッシーが1989年にフランスのクリストファーカナン向けにボトリングした伝説的なボトリングのうちの1本です。
サマローリの伝説的なボトリングもその多くがこの時代のダッシーの樽でしたし、タイムスリップして樽を選べると言われたら、私もこの辺りから選びたいと言いそうです。
このタムナヴーリンは、以前に飲んだ時に比べるとややオールド感が強まっており、個人的な嗜好では少し瓶内変化が進み過ぎたかなという印象を持ちました。
とはいえ、現状ではこの時代のシェリーカスクにしか感じることのできないオールドシェリーのニュアンスがたっぷりと感じられ、素晴らしく美味しいものであることに疑いの余地はありません。
#タムナヴーリン (TAMNAVULIN)