生き生きとしたポートエレン、美味でした。
ポートエレン PORT ELLEN 1982-2000 LOMBARD JEWELS OF ISLAY 50%
香りは萎び始めたレモン、強いが心地良いグラッシー、麦芽の主張もあり、干し草を焼いたようなスモーク、貝殻のミネラル感。
飲むと優しい口当たりから舌に染み込むような麦芽の旨味、品のある柑橘の甘味と酸味、強い塩気、厚みはほどほどだがピーティで長めの余韻。
【Very Good】
ロンバードが2000年にボトリングしたポートエレン1982、およそ18年の熟成で、50%に加水されてボトリングされています。
樽もそこまで効いておらずナチュラルな香味で、熟成がそこまで長くないためか、フレッシュなアイラモルトらしい香味があります。
モルティや強いピーティに加えて、グラッシーな雰囲気もあり、80年代というより1970年代蒸留の短熟ポートエレンのような雰囲気です。
ややプレーンな香味なので経年変化もマイルドだと思いますが、加水もされており、20年近い経年変化を経て、しかもボトルの最後の1杯だったためか、結構こなれた印象でした。
全体にクリーンでもあり、素直に舌に染み込むような旨みもあって、それがブリニーでピーティな余韻と共に最後まで残りました。
#ポートエレン (PORT ELLEN)