期待のリチャードシェリーバットでした。
ロングロウ LONGROW 2007-2018 10yo OB for Bremen 56.9%
one of 306 bottles, Re-charred Sherry Butt
香りはクリーム、バニラ、シトラス、潮風、しっとりした強めのモルティだがキツさはない。
飲むと噛み応えのある凝縮したテスクチャー、強いモルトの旨味、うっすらと包む濃縮フルーツ、コクのある甘味、柑橘の酸味と強いブリニー、しっとりした強いピート。
【Good/Very Good】
昨年にドイツのブレーメン向けにボトリングされた、ロングロウ2007、10年熟成です。
若いヴィンテージですが、樽がしっかりめに効いているため未熟感は香りからも味わいからもほとんど感じませんでした。
バット樽で熟成はそれほど早くないはずですが、リチャーの影響なのかもしれません。
そのように樽は感じますが、そこはロングロウですので原酒の個性もしっかり感じられ、麦芽の旨味も濃くブリニーさやピーティさも十分です。
ボディも厚く余韻も長く、長い余韻の最後まで力強さを感じました。
スプリングバンク蒸留所は生産量が少ないこともあって、正規代理店でもなかなか樽を回してもらえない状況です。
日本向けは1年に1樽限定のようですし。
そんななか、消費量が多いドイツだけあってか、ブレーメン向けは以前にご紹介したヘーゼルバーンもこのボトルも2018年にボトリングされています。
ますますうらやましくなりました。
#ロングロウ (LONGROW)