濃縮感のある温かいオスロスクでした。
シングルトン オブ オスロスク SINGLETON OF AUCHROISK 1977 OB 43%
香りは芳醇で暖かい。プラムジャム、チョコレートとレーズンバターサンド、少し香ばしいモルト。
飲むと香りから想像するように濃縮感あり、ジャム系のコクのある甘味と柔らかなタンニン、しっとりしたテクスチャーで麦芽の旨味あり、厚みもあり余韻は長め。
【Good/Very Good】
シングルトンの名前で流通していた、オスロスクのオフィシャルボトル、1975ヴィンテージです。
80年代後半くらいのボトリングだと思います。
全体に暖かみのあるモルトで、ほどよいシェリー感が全体を優しく包み込んでいるようでした。
濃縮感のあるジャム系の甘味と柔らかいタンニンのバランスも心地良く、モルティな旨味も感じられ、度数のわりに厚みもあり、完成度の高いモルトだと思います。
加水でシェリー感があるのに、ボトリング後30年程度経ってもヒネなどのオールドの劣化要素を感じなかったのも良かったです。
そんなにたくさん飲んでいるわけではないですが、思い出してみてもヒネたシングルトンって経験がないように思います。
このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
#オスロスク (AUCHROISK)