美味しかったウェアハウステイティングに近い香味でした。
スプリングバンク SPRINGBANK 1997-2015 18yo OB for SPRINGBANK SOCIETY 58.9%
one of 502 bottles, Re-charred Sherry Butt
香りは黒糖の強いかりんとう、枝付きのレーズン、ビターチョコレート、香ばしく焦げた麦芽、シナモンなどのスパイス。
飲むとスパイシーで厚みのある力強い口当たり。焼きりんごの甘味と煮出しすぎた紅茶のタンニン、魚介の旨味と塩気がしっかり、フルボディで芳醇、ピーティで長い余韻。
【Very Good, Interesting】
スプリングバンクソサエティ向けに2015年にボトリングされた、スプリングバンク1997、18年熟成です。
リチャードシェリーバットの熟成で、かなり美味しかったケイデンヘッドのウェアハウステイティングに樽もヴィンテージも同じものがありました。
香味もそれによく似たタイプで、濃縮した色の濃いフルーツやチョコレートやかりんとう、そしてうっすらカレーを思わせるような多彩なスパイスがあり、ピーティな香ばしさを伴う強い麦芽の旨味と魚介系の旨味が強く主張してきます。
濃いめの甘味とそれを引き締めるタンニンがあり、ボディも非常に厚く感じました。
簡単に言うなら、強いシェリー樽の影響と強い原酒の個性ががっぷり4つという感じです。
今飲んでもものすごい説得力のある旨さですが、これこそ瓶内変化を経て怪物のような仕上がりになるモルトだと思います。
#スプリングバンク (SPRINGBANK)