暖かみのあるタイプで完成度高めでした。
アードベッグ ARDBEG OB "grouves" SPECIAL COMMITTEE ONLY EDITION 51.6%
香りはまったりと甘やかで強い、パパイヤ、バラのフローラル、ヨードもあるが焦げ感のあるスモーク優位の強いピート、僅かにミネラルの鋭さを感じる。
飲むと意外に滑らかな口当たりから芳醇に広がる、温かい、ジャム系の甘味、コクあり、やや磯っぽいブリニー、暖炉で燃える薪、僅かに燻製の肉っぽさ、ヨードもスモークも強いピートが残る。
【Good/Very Good】
毎年恒例のアードベッグ限定リリース、今年はグルーブスと銘打たれリリースされました。
"木の表面までしっかり跡がつくほど焦げ付かせたワイン樽で熟成"と記載されており、フィニッシュではなく強くチャーしたワイン樽ですべての期間熟成させたということでしょうか。
今年も、まずこのコミッティー向けの白ラベルカスクストレングスが出て、それからアイラフェスで黒ラベルの加水が出てくるという流れのようで、先日のアードベッグデー以降、日本でも流通しています。
上記のような思い切った樽使いのためか、らしい金属感や鋭い印象は控えめで、温かく濃縮感のある甘味を持ったタイプに感じました。
らしさももちろんありますが、暖色系のアードベッグとして良い仕上がりだと思います。
このコミッティー向けのカスクストレングスと一般向けの加水タイプ、個人的には味付け感やちぐはぐな感じが薄まる加水後のほうが好きだったりするのですが、わりとコミッティー向けもまとまっていた今年はどうでしょう。
加水タイプを飲むのを楽しみにしています。
#アードベッグ (ARDBEG)