やはりヴァリンチクオリティです。
プルトニー PULTENEY 2006-2017 11yo OB HAND BOTTLING #730 64.2%
Bourbon Cask
香りはしっかりフルーティ、オレンジやパイナップル、少し洋梨、カスタードクリーム、しっかりオイリー、キツさのないモルティ、良いオーク感。
飲むと力強くスパイシーなアタック、やや粘性もありオイリー、蜂蜜漬けのレモン、蜂蜜っぽさもあるコクのある甘味、海のミネラルや塩気、旨味のあるモルティ、ボディは厚めで余韻は長い。
【Very Good】
蒸留所で手詰めできるいわゆるヴァリンチのプルトニー2006、最近有楽町のお客さんがボトリングしてきてくれた11年熟成の1本です。
スペックだけ見ると若くハイプルーフで刺激的なモルトを想像してしまいます。
しかし飲んでみると、短熟で決して複雑ではありませんが、昔からプルトニーのヴァリンチにしばしばみられる妙にフルーティで艶っぽいタイプでした。
ここ数年だとロイヤルマイル向けのオフィシャル1997に近いフルーティですね。
もちろん特別なものと言っても、個性的な塩気があってオイリーでコクがある味わいもしっかりと感じられました。
シェリーカスクのプルトニーにも美味しいものがありますが、プルトニーの個性にはバーボンカスクが合っているように思います。
プルトニーの個性の強い酒質が良質なバーボン樽の影響を受けると、こういうスペックでもフルーティで仕上がったものが出てくるのでしょうか。
改めて考えさせられました。
#プルトニー (PULTENEY)