昔のボウモアとその経年変化を感じるボトルでした。その2
ボウモア BOWMORE OB 8yo Sherriff's Ship Label 43%
60年代流通
香りはほどほどのオールド感があるが華やか、心地良いシトラスとそのワタ、軽やかなモルティ、淡く潮感、透明感のある強いピート。
飲むと滑らかで柔らかな口当たりからふんわりと広がる。優しい甘味と柑橘のこなれた酸味、薄めた海水のようなブリニー、淡いダシっぽさ、余韻は儚いが美しい。
【Good/Very Good】
シェリフ時代、60年代流通のボウモアオフィシャルボトル。
いわゆるシップラベルで、記載はありませんが8年熟成だったと思います。
今回久しぶりにテイスティングできました。
同時期の流通のはずですが、前にご紹介した7年表記と比べるとこちらのほうが出会うことの多いボトルだと思います。
気になるコンディションはなかなかで、オールド感や抜け感はありましたが酒としてのコシはなんとか保たれていました。
柑橘やそのワタっぽさを感じるフルーツが出ており、アイラモルトらしいダシや潮っぽさ、そして強く残ったピートも感じられました。
経年変化もかなり影響していると思われ相当優しい味わいでしたが、各成分はしっかり認識できる特徴を残しており、全体としては儚く綺麗な印象でした。
このボトルは、高田馬場の歩古ホールさんでいただきました。
#ボウモア (BOWMORE)