度数が下がっていることから想像するのとは少し違う香味でした。
ラフロイグ LAPHROAIG 1988/1989-2017 27yo OB LIMITED EDITION 41.7%
香りは強くフルーティ、グレープフルーツと桃、魚介ダシ、バニラ、シナモン、強めのオーク、少し松ヤニ、オイルで炒めたナッツ、ヨードのある強いピート。
飲むとスムーズだが度数のわりには力強く広がる、香り同様に強いグレープフルーツのわた、フルーティな甘味と酸味、塩気とピートがしっかり、松ヤニを伴うウッディネスは強めで余韻は長め。
【Very Good】
今年蒸留所からボトリングされた、ニューリリースのラフロイグ27年リミテッドエディションです。
蒸留は1988から1989とのことです。
結構長い熟成期間で度数がギリギリ近くまで下がっていることから、リリース当時はそのスペックからトロピカル要素も含み強烈にフルーティな代わりにボディがヘタレたタイプを想像していました。
しかし実際に飲んでみると、フルーティさはしっかりありますがトロピカル要素はあまりなく、その一方で枯れ感やヘタレた要素もあまり感じないタイプでした。
松ヤニっぽさを伴うウッディネスが強めに感じられるためか度数の割にはパワーも残しており、オフィシャルらしいヨードを伴うピートの主張も枯れておらずしっかりと感じられました。
典型的にはスコシアロイヤルのラフロイグのような、フルーティでライトなボトラーズ系の長熟ラフの香味を想像していましたが、そういうタイプではなくこれはこれで美味しくいただきました。
#ラフロイグ (LAPHROAIG)