らしさは隠れ気味ですが、リッチなシェリーカスクです。
クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1995-2016 20yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #HL12362 54.4%
one of 305 bottles, SHERRY BUTT
香りは優しく全体を包む近年シェリー、アプリコットジャム、シナモンの効いたアップルパイ、焦がした麦芽、少し硫黄。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、プラムジャムやミルクチョコレートのコクのある甘味、深みを出す穏やかな渋味、モルティな旨味、シナモンケーキ、サルファリーもあるが甘やかな余韻。
【Good/Very Good】
ハンターレインのスチュワート氏の息子であるアンドリュー氏が立ち上げたボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションからクレイゲラキ1995、20年熟成です。
少し硫黄っぽいサルファリーなニュアンスが香りにも味わいにも感じられますが、全体を包み込むようなシェリー感があり、加熱したフルーツやミルクチョコレートのような甘味やシナモンのニュアンスがあり、洋菓子っぽい美味しさがありました。
サルファリー要素も数年したら抜けそうです。
最近だとマッシュタンさんやゼニスさんがボトリングした1994に著明だった、クレイゲラキらしいワクシーさが無くはないのですが、シェリー感にマスクされていてやや感じにくくなっていました。
結構個性的な香味なんですが、支配的でないシェリー感でも結構マスクされますね。
蒸留所のスタイルよりも樽の香味を楽しむモルトだと思いました。
#クレイゲラキ (CRAIGELLACHIE)