数あるサマローリの1987カスクの中でもパワフルな1本でした。
ロングロウ LONGROW 1987-2002 15yo SAMAROLI #115 55%
one of 312 bottles
香りはこなれたシトラス、青リンゴ、バニラ、ややクセのあるチーズ、しっとり湿った毛皮、ミネラル、燻製の魚介、焦がした麦芽と強いピート。
飲むとパワフルに広がる、香り同様のシトラスとチーズ、シロップの甘味と強いミネラルと塩気、貝殻のミネラル、滋味深く濃い麦芽の舌に染み込むような旨味、長く心地良い余韻。
【Very Good】
サマローリが大量に樽詰めしたロングロウ1987、そのうちの1本で2002年にボトリングされた15年熟成です。
カスクナンバーは115で55%のハイプルーフです。
サマローリのロングロウ1987はどれもブルーチーズ系のニュアンスなど似た個性があり、香味的には恐らくプレーンに近いリフィルのバーボンカスクを持ち込んでボトリングしたと思われます。
このボトルもそんな個性に加えて、ロングロウらしい湿った毛皮のようなニュアンスや、貝殻のミネラルと塩気、そしてスモーキーなピートもも感じられました。
また、多彩な旨みが濃厚で、経年変化もあってそれが舌に染み込むようなテクスチャーを帯びていたのが好印象でした。
そして何より、同スペックの中でもハイプルーフらしいパワフルさが特徴的で魅力的でした。
#ロングロウ (LONGROW)