今年は複雑で完成度の高い21年でした。
スプリングバンク SPRINGBANK 21yo OB bottled 2017 46%
香りは華やかで強い、イチゴジャム感もあるベリー系の濃縮フルーツ、ゴマ、ミルクチョコレート、淡くカラメルソース、旨そうなモルティ、リッチ。
飲むと穏やかな口当たりから芳醇に広がる、少し染み込むようなテクスチャー、アプリコットやベリーのジャムのコクのある甘味、味を深める優しい渋味や貝のミネラル、奥から穏やかな塩気とピート、余韻は心地良く長い。
【Very Good】
今年のスプリングバンク21年オフィシャルボトル。
逆算すると1996年くらいの蒸留と思われます。
昨年の21年は地域ごとにシングルカスクがカスクストレングスで詰められていましたが、今年はヴァッティングの加水に戻りました。
内容はというと、加水とヴァッティングの影響でいろんな要素が感じられ、多彩な香味を楽しむことができました。
シェリーカスクの良いスプリングバンクに感じられるようなイチゴジャム感もあり、甘味や渋味のバランスも良く、飲み心地も良かったです。
飲み応えや面白さであれば去年のものが、完成度と飲み心地であれば今年のものが優れていると思います。
#スプリングバンク (SPRINGBANK)