50年代の貴重な原酒です。
スプリングバンク SPRINGBANK 25yo OB 43%
1980年前後ボトリング
香りはオールド感もあるが華やか、フリーズドライのヘタ付きイチゴとレモン、白い花、干し草と枯れたオールドピート。
飲むと埃っぽさのあるオールド感、スミレっぽいフローラル、くすんだレモン、さらりとした甘味と酸味、燻した藁と土っぽさのあるピートが残る。
【Good/Very Good】
スプリングバンク25年のオフィシャル、ペアシェイプボトル。
1980年前後のボトリングのようなので、逆算すると1950年代の原酒ということになります。
熟成は長いですがわりとプレーンな樽だと思われ、樽感は前面に出てきません。
ボトリングから35年以上経過しているため、それなりにオールド感やボディの抜けた感じもあり、それに伴って少しパフューミーな要素もうっすらと感じられました。
しかし、スプリングバンクらしい華やかな香味がしっかりと感じられ、また、さすが50年代の原酒だけあって奥から大地を感じるような土っぽさを伴う古いピートの主張が感じられました。
抜け感を逆算すると相当太い酒だったことが想像されます。
こういうものをじっくり考えながら味わうことは見識を深めるうえで非常に重要だと思われ、出会える機会があることに感謝です。
#スプリングバンク (SPRINGBANK)