MENU

ニューリリース:クレイゲラキ 1990-2016 26年 BBR ベリーズベストラベル 銀座ゼニス10周年記念 48.4%

名店らしい素晴らしい記念ボトルでした。

 

クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1990-2016 26yo BBR BERRY'S BEST LABEL for GINZA ZENITH 10th anniversary 48.4%

香りは華やかでフルーティ、シトラスや淡い桃、ワックスと樹液、白ブドウの果汁、こなれたモルティ、フルーティがメインだがベースに蜜蝋とオイル、うっすらとピート。
飲むと滑らかで優しい口当たりから広がる、穏やかな粘性のあるテクスチャー、香り同様のワックスと樹液、濃縮した白ブドウ、コクのある蜜の甘味、引き締める優しいオーク感、淡くタール、オイリーで長い余韻。

【Very Good】

銀座のゼニスさんが10周年記念でボトリングされたクレイゲラキ1990、26年熟成です。
ベリーズベスト表記の復刻ラベルで、しかもこだわりのグリーン瓶です。
今までこのラベルを使うことを許されたのは、私の知る限りメゾンドウイスキー60周年向けのラフロイグとグレンマレイのみです。
よく見ると、今回のゼニス向けは光沢のあるラベルで少し仕様が異なりますね。

肝心の中身ですが、期待通りの素晴らしさです。
香りにも味わいにも、このスペックのクレイゲラキに期待する、美味しいクライヌリッシュとも似たワクシーで樹液っぽいニュアンスがありますが、軽やかさもあり、それに加えて柑橘に桃、白ブドウなど非常に多彩なフルーティさが突き抜けて主張してきます。

優しく滑らかな口当たりで熟成感があり、ノンストレスで飲めますが、心地良い樽感とピートの主張もあるためか深みやコクもしっかりと感じられました。

銀座の素晴らしいバーの10周年、新装開店のお祝いにふさわしい華やかなクレイゲラキでした。

なお、同スペックである目黒のマッシュタンさん向けのボトルも最近話題になり、そちらもマッシュタンさんでいただいたのですが、甲乙つけがたい美味しさで姉妹と思えるような似た個性がありました。
強いて言うならゼニスさん向けのほうが優しく多彩なフルーツがより感じやすく、マッシュタンさん向けのほうが強さと厚みを感じ飲み応えがあるというのが個人的な感想でした。
非常に好みの系統ということもあり、どちらのボトルもいくらでも飲めそうです。

好きな蒸留所の特別に美味しいボトルが名店から連続してリリースされ、幸せです。

このボトルは、銀座のゼニスさんの10周年でいただきました。
このタイミングで店舗も数寄屋橋近くの7階に移転され、さっそく伺いましたが素敵なお店でした。
マスターの須田さんとは昨年スコットランドにもご一緒しましたが、いつ伺ってもモルトに限らずすべてのお酒が美味しいです。
末永く通わせていただこうと思います。

 

#クレイゲラキ (CRAIGELLACHIE)

この記事を書いた人