樽は強いですが良い原酒の味も一緒にありました。
グレンカダム GLENCADAM 1966-1988 22yo CADENHEAD for MIZUHASHI 56%
香りは強めのリッチな樽感、鉛筆の削りカスっぽいウッディネス、少し松ヤニ、キャラメリゼしたナッツ、アプリコットジャム、ミント、クリーム、シナモンの効いたアップルパイ。
飲んでもアップルパイ、コクのある甘味、ヒノキっぽさのある強めの樽感と味を深めてもいるエグ味、ミントを含むハーブ、シナモンクリーム、リッチでオーキーな余韻。
【Very Good】
ケイデンヘッドが日本の株式会社水橋向けにボトリングしたグレンカダム1966,22年熟成です。
のっけから樽感の強く主張してくるボトルで、以前ブラインドで飲んだ時にはジャパニーズだと思って大恥をかいたことがありました。
今回飲んでも印象は近いものがあり、鉛筆の削りかすやヒノキっぽさを感じる、ジャパニーズに感じがちな強いウッディネスと淡いエグ味が印象的でした。
香りにおいても味わいにおいても、そこから少し遅れるように濃縮フルーツや多彩なスパイスやハーブのニュアンスがでてきて、ハウススタイルと言われるクリーミーなフレーバーも感じられたように思います。
やや樽が強いボトルで個人的にはやや引っ掛かりを感じてしまうのですが、樽負けしないこの時代の原酒の個性や強さも光る1本で、全体に主張の強い香味でした。
#グレンカダム (GLENCADAM)