ケイデンヘッドの短熟スコシアといわれて納得の香味です。
グレンスコシア GLENSCOTIA 1977-1991 13yo CADENHEAD Authentic Collection 58.6%
香りは強めの刺激、りんごと梅、強く鋭い麦感、シナモンや生姜、プレーンな樽感。
飲むと最初穏やかだがじわじわと刺激的なスパイシー、プレーンな樽感、加熱したりんご、梅、生姜とシナモン、クセのない甘味、強い麦感とその旨味、奥からミネラル、ドライでキレのある余韻。
【Good/Very Good】
ケイデンヘッドのオーセンティックコレクションからグリーン瓶のグレンスコシア1977、13年熟成です。
もともと影響の少ない樽だと思いますが短熟ということもあり、グリーンケイデンに多いかなりプレーンで原酒の個性を生かした香味構成です。
ボトリングから25年も経つのにまだ刺激的でオールド感は微塵もありません。
まだ強い刺激があり、鋭さも感じる麦感や生姜といった若いモルトに多いニュアンスを感じました。
キャンベルタウンらしいミネラル感も探せばあるものの、全体としてはまだドライでキレのあるプレーンなモルトという印象でした。
これでも口当たりは少し穏やかになっていると思われ、フルーツ感も瓶内で出てきたものが多いような印象ではありましたが、かなり生き生きとしていました。
モルトウイスキーはチルフィルタリングをすると変化しにくいというイメージを持っていましたが、ケイデンヘッドですから当然チルフィルはしていないと思われ、プレーンな樽感で度数が高いと変化しにくいという部分が大きかったんだと思います。
#グレンスコシア (GLENSCOTIA)