小粋なシェリーのクライヌリッシュ。これからどうなるでしょうか。
クライヌリッシュ CLYNELISH 1995-2016 20yo SIGNATORY VINTAGE for THE WHISKY HOOP #8690 52.4%
one of 618 bottles, Sherry Butt
香りは小粋な近年シェリー、熟し始めたプラム、アプリコットジャム、淡くキャラメリゼしたナッツ、時間と共にワックス、奥からモルティ。
飲むと粘性あり、プラムとワックスやオイル、麦の旨味、コクのある甘味、引き締めるオーク感、意外と軽く少しオイリーな余韻。
【Good/Very Good】
シグナトリーがウイスキーフープに向けてボトリングしたクライヌリッシュ1995、20年熟成。
2017年の1月に頒布されました。
香りにおいては近年系の嫌味のないシェリー感が穏やかに全体を包んでおり、甘やかなジャムっぽさやキャラメル感があります。
クライヌリッシュらしいワクシーでオイリーなニュアンスは奥から湧いてくるような感じでした。
飲むとやはり粘性はあり、シェリー樽の主張もほどほどにありましたが、香りよりもワクシーさは前に出ているように思いました。
スペックと度数の割にはボディは思ったほど無いように思いましたがコクや旨みもあり、深みも出す要素もありなかなかに美味しかったです。
バットで600本以上あり、今のところすべてフープ会員向けですから、当分はなくならなそうです。
徐々に良くなってもいくでしょうし、ゆっくり熟れながら売れていくのだと思います。
このボトルにはワクシーさとシェリー感のバランスがどう変化していくのかという点に特に興味があり、私もじっくり見ていきたいと思います。
#クライヌリッシュ (CLYNELISH)