オフィシャル味だと思っていたものがしっかり感じられました。
グレンゴイン GLENGOYNE 1972 37yo JWWW Prenzlow Portfolio Collection #4201 51.5%
one of 178 bottles
香りはアプリコットジャムとバタークリーム、焼きリンゴとシナモンでアップルパイのニュアンス、心地良いウッディネス、キャラメリゼしたナッツ、ジューシーでリッチ。
飲むと芳醇に広がる、香り同様のアプリコットジャムとアップルパイ、キャラメル、バタークリーム、濃厚でコクのある甘味、引き締めるオーク、リッチで陶酔感のある長い余韻。
【Very Good/Excellent】
ドイツのボトラー、ジャックウィバーズのプレンツロウポートフォリオコレクションから、グレンゴイン1972、37年熟成です。
ラベル表記を見ると、樽の半分をボトリングした後、111日後にボトリングした残り半分のようです。
日本では信濃屋さんでもそんなことをやってましたが、同じような試みを2000年頃にすでにやってたんですね。
非常に熟成感がありながらボディを失っていない香味で、それだけでも非常に素晴らしいモルトなのです。
しかし個人的には、このボトルに驚かされたのには別の理由があります。
1972のドイツ系ボトラーからのグレンゴインというと、ベリー系のフルーツ感が全開のものが多く、それはそれで素晴らしいのですが、このボトルはその系統ではなかったということです。
シナモンと焼きリンゴ、そしてクリームという要素がしっかり感じられ、まるでアップルパイというようなニュアンスが強く感じられます。
これは、同蒸留所のヴィンテージリザーブのボトルに強く感じられた個性で、ボトラーズのものに感じたことは記憶にありませんでした。
よりクリーミーさやバターのようなまったりオイリーなニュアンスが強く、ボディもしっかりでした。
私の大好きな香味で陶酔感もあり、素晴らしいグレンゴインでした。
#グレンゴイン (GLENGOYNE)