珍しいバリシェリーのバルブレアでした。
バルブレア BALBLAIR 1999-2016 OB for THE WHIKSY EXCHANGE #1712 51.9%
香りは近年系ヨーロピアンオークの濃厚なシェリー、ビターチョコレート、カラメル、黒糖かりんとう、強めのウッディネス、リッチ。
飲むとパワフルでやや刺激的、濃縮して噛み応えのあるテクスチャー、プラムジャム、チョコレート、カラメルソースのやや平坦で強い甘味、引き締めるウッディネスと渋味、ミーティ、リッチで余韻は長め。
【Good/Very Good,Interesting】
ウイスキーエクスチェンジ向けにボトリングされたオフィシャル・シングルカスクのバルブレア1999、およそ17年の熟成です。
バルブレアのオフィシャルボトルでこんなに濃い色のものは見た記憶がありません。
ボトルに記載はありませんがバリバリのシェリー感で、特にヨーロピアンオークのシェリーカスクの影響を強く感じました。
濃縮した色の濃いフルーツやビターチョコ、黒糖たっぷりのかりんとうに強いウッディネスなど、樽由来の香味が充実していました。
力強く、荒々しさもあるテクスチャーですが甘味も強く、同時に渋味もしっかりあって不思議とバランスがとれているように思いました。
荒々しさがありバラバラの強い主張を強引に力技でまとめたような感じはあるのですが、現時点でもそれなりに仕上がっていて美味しくも感じました。
こういうものが20年以上経って丸みや一体感が出てくると、ハイレベルでバランスした素晴らしいものになっているのかもしれません。
#バルブレア (BALBLAIR)