結構変わった香味でしたが、このボトルだけでしょうか?
スキャパ SCAPA 2005-2016 11yo GM Distillery Labels for La Maison du Whisky #438 45%
1st Fill Sherry Bourbon Barrel
香りはプラムやオレンジ、ミルクチョコレート、松茸や椎茸の出汁のお吸い物、淡くヒノキや腐葉土。
飲んでも独特のキノコの出汁や土っぽさ、少しジャム感もあるコクのある甘味、うっすらサルファリー要素も感じるがリッチさもある余韻。
【Good, Interesting】
今年60周年を迎えたフランスのメゾンドウイスキーがボトリングしたGM蒸留所ラベルのスキャパ2005、11年の熟成です。
お約束の45%加水でボトリングされています。
王道系と思いきや、香りからすでに不思議な感じでした。
ファーストフィルバーボン表記ですがシェリーカスクのようなニュアンスがあり、何よりも永谷園の松茸のお吸い物みたいな独特のニュアンスとキノコっぽいアーシーさがありました。
これは香りだけでなく味わいにも感じられ、味わいにはちょっとサルファリー要素もありました。
そもそもキノコっぽさやそれっぽい土っぽさって、ニューリリースで出てくることがほとんどなく、瓶内での変化でオールド感と共に出てくるような印象でした。
それがこのボトルではすでにあるのですから、珍味といえども興味深くいただいたことは言うまでもありません。
お代わりしたい味かと言われれば答えは否ですが、興味深さ故たまに飲みたくなる味だと思います。
今後はどんな変化をするのか、まったく予想ができませんので楽しみにしています。
#スキャパ (SCAPA)