MENU

自宅テイスティング:クレイゲラキ 1990 24年 THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY “44.65”

凝縮感のあるフルーティさが非常に良かったです。

 

クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1990 24yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "44.65" 52.4%
one of 294 bottles, Refill Bourbon Hogshead

・香り:
心地良い熟成感,熟したシトラスや青リンゴ,上質な白ワイン,和梨や柿っぽい和のニュアンス,ニッキ,生姜,特徴的な粉っぽさを伴う小麦粉のようなモルティなニュアンス,ワックスとオイル。

・味わい:
優しい口当たりから広がる,やや粘性のあるテクスチャー、凝縮感があり噛み応えあり,熟成した白ワイン,グレープフルーツ,みずみずしい和梨,白ワイン,強く蝋のニュアンスやワックス、心地良い甘味と酸味,麦の旨味あり,少しタールとスモーク、消したばかりの蝋燭、プレーンな樽感で引っ掛かりの無い余韻は心地良く少しオイリーで長い。

・加水:
フレッシュな柑橘のニュアンスが増し,梨っぽさがより増す,よりクリーンで綺麗な香味になる。多めの加水でも崩れない。

・総評:
樽感は強くなくプレーンな香味だが,フレッシュなニュアンスを残しつつも熟成感はあり,凝縮感や心地良い麦感があってかなり美味しかった。
強い蝋っぽさに加えて、和梨っぽい和風のニュアンスが強く感じられたのも印象的だった。

【Very Good】

SMWSから44番=クレイゲラキの1990,24年熟成です。
有楽町で飲んで非常に好みだったので購入し、自宅でじっくりといただきました。

全体としてはスペイサイド味というよりはハイランド味で、クライヌリッシュに近い蝋っぽさやワックスのニュアンスが強かったです。

概ねバー飲みの時の感想通りなので同じことを多くは書きませんが、バー飲みで期待した開戦後の変化はかなりしっかりとありました。
具体的には、最初粉っぽいテクスチャーがあったのが時間と共に抜けてきて、どんどん粘性を帯びてワクシーになり、終盤は蝋やオイルのニュアンスがかなり強くなりました。

独特の個性があって美味しいクレイゲラキで、この個性への好みは分かれるかもしれませんが、シングルモルトの魅力に満ち溢れています。
思わず何本か追加購入してしまいました。それでもその後も長くオフィシャルサイトで売っており、スペックの割に割安でした。
じっくり飲んだ後でも好みのボトルが追加で買えることが多いのは、ソサエティの魅力のひとつだと思います。

 

#クレイゲラキ (CRAIGELLACHIE)

この記事を書いた人