やはりオールド&レアはひと味違うものが多いですね。
モートラック MORTLACH 1992-2014 22yo HUNTER LAING OLD & RARE 56.8%
one of 120 bottles, SHERRY BUTT
香りは甘やかでリッチなシェリー感、プラムジャム、淡くプルーン、ドライフルーツ、ビターチョコレート、淡くセロリっぽいハーブ感、奥にピートもありリッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる、香り同様の強いシェリー感、ジャム感のある強い甘味と味を引き締めるハーブリキュールのようなしっかりめの渋味、余韻はモートラックとしては意外なほどピーティで長く力強い。
【Good/Very Good】
2014年にハンターレインがオールド&レアとしてボトリングしたモートラック1992、22年熟成です。
シェリーバットで22年というスペックのわりに明らかにアウトターンが少ないですが、どこかとシェアをしている可能性が高いと思われます。
今年ハンターレインの事務所でテイスティングした際にも、そういうシェアの樽が選択肢に結構ありました。
さて、肝心の内容ですが、やはり高級レンジであるオールド&レアだけあって、近年でもひと味違う深みや多彩さのあるシェリー感でした。
香りも味わいも多彩で複雑でリッチなのですが、そんな中でも特に、多彩なジャムっぽい甘味をハーブ感などのこれまた多彩な渋味が引き締めるようなところがあり、これがずいぶん深みをだしているように思いました。また、意外にピーティなのにも驚きましたが、これは初回に飲んだ時より開栓後2か月くらいしてから飲んだ時のほうが余計にそう感じました。
シェリーのモートラックというと、ミーティというよりサルファリーさが強いものが一時期よくでており、最近はバーボンカスク主体のものが多くなっているようなイメージでした。
しかしこのボトルはシェリー系なのにそういったネガティブな要素がなく、複雑で味わい深い、ハンターレイン自信の1樽というのが伝わってくるボトルでした。
#モートラック (MORTLACH)