まさにソサエティの68シェリーのロングモーンという感じです。
ロングモーン LONGMORN 1968 38yo SMWS for Tokyo Concours d'Elegance 52.5%
香りは陶酔感もある濃厚シェリー、ブドウ果汁、プルーン、ドライフルーツ、ブーケガルニのようなハーブ感、しっかりめのウッディネス、甘やかで複雑。
飲むと滑らかな口当たり、香り同様に陶酔感のあるシェリー、みずみずしいブドウ感やドライフルーツ、濃いコクのある果汁の甘味とキツくない渋味、リッチなウッディネスとハーブ、余韻は長い。
【Very Good】
東京コンコース・デレガンスというクラシックカーのコンクールの記念ボトルのようです。
樽の供給元はSMWSです。
ブドウ果汁やドライフルーツ、そして強いハーブやウッディネスなど、60年代の濃厚シェリーらしい要素がしっかりと感じられますが、ウッディネスと同時に感じがちな強めの渋味はほどよいところに収まっていたのが印象的でした。
濃厚でコクのある甘味とその渋味のバランスが秀逸で、突き抜けたシェリーのロングモーンでした。
60年代ロングモーンらしいトロピカル感はシェリーにかき消されているようではありますが、その代わり突き抜けた濃厚シェリーが堪能できました。
このパターンはソサエティの68ロングモーンにはしばしばあり、私が好きで何本も飲んだマガジンライブ向けの68とも似たニュアンスでした。
その中でも渋みが抑えられているという点で特に良かったと思います。
#ロングモーン (LONGMORN)