偉大な50年代ヴィンテージ。さすがに深い陶酔感があります。
グレンリベット GLENLIVET 1951 18yo OB for Italy 45.7%
香りは心地良いオールド感を伴う妖艶なシェリー、萎びたオレンジや高級なチョコレート、高級な紅茶、淡くベリージャムとカラメル、ウェアハウスの香り、アンティーク家具のウッディネス、うっすらとヒノキ、しっとりした麦感、心地良いアーシー、奥からじわじわとオールドピート、陶酔感あり。
飲むと滑らかな口当たりから豊かに広がる、支配的でないオールドシェリー、湿った麦には旨味がある、香り同様の陶酔感のあるウッディネスとアーシー、レザーとオールドピート、余韻は長い。
【Very Good】
オフィシャルのグレンリベット1951。18年熟成なのでボトリングは1969年頃ということになります。
50年代蒸留60年代ボトリングというだけで神々しい雰囲気すらあります。
香りからはボトリング後45年以上経ったとは到底思えないような心地よいオールド感で、あからさまな劣化要素はありません。
妖艶さを感じるオールドシェリーの香りに、のっけから陶酔させられます。
そして上記のようにこなれたフルーツ感や紅茶、滋味深い麦感、高級チョコレート、多彩な深いウッディネスやアーシー、そしてオールドピートといった要素が複雑に融合していました。
テイスティングは陶酔しながらそれらを紐解いていくようで非常に楽しく心地良かったです。
今までも何回か飲む機会に恵まれたボトルですが、飲むたびに楽しく、飲むたびに深みに気づかされるような華やかかつ滋味深いモルトです。
#グレンリベット (GLENLIVET)