素晴らしいシェリー感のある70年代ボウモアでした。
ボウモア BOWMORE 1971 18yo SESTANTE 57.1%
香りはオールド感のある強いシェリー、皮付きの濃縮ブドウ果汁、カラメルソースとアメリカンコーヒー、バルサミコ酢、ハーブやレザー、土っぽさもあり複雑、奥からピート。
飲んでも強烈な濃厚シェリー、香りと同じく皮付きの濃縮ブドウ果汁、濃い甘味、味を深めるしっかりめの渋味、ハーブリキュールとレザー、ゴマ、野草のようなエグ味も味を深める、後半にピート、リッチで長い余韻。
【Very Good】
セスタンテがボトリングしたボウモア1971、18年熟成です。
色も濃くてシェリー感が全体を支配しそうな勢いがあり、香りからは皮付きブドウを皮ごと絞ったようなフルーツ感やカラメルやコーヒー、バルサミコ酢、そしてハーブやレザーなどとにかく多彩です。
そこにスモーク主体のピート感も負けずに主張してきます。
飲んでも香り同様の強く多彩なシェリー感があり、濃い甘味と味を深めるような深い渋味と淡いエグ味がありました。
ピート感もしっかりと感じられ、やはりアイラモルトのカスクストレングス、それも高度数らしいパワフルさが印象的でした。
60年代や一部の70年代前半のボウモアにしばしば感じる突き抜けたトロピカルフルーツは感じませんでしたが、突き抜けたシェリーカスクのボウモアでした。
#ボウモア (BOWMORE)