やはりこの辺のヴィンテージのボウモアは美味です。
ボウモア BOWMORE 1994-2008 BBR BERRYS' OWN SELECTION #1682/3 46%
香りはフルーティ、グレープフルーツやパッションフルーツ、バニラ、潮風と魚介ダシ、強いピート。
飲むと優しい口当たりから広がる、パッションフルーツの果実とグレープフルーツ、果汁感のあるフルーティな甘味と柑橘の酸味、上品なダシ、フルーティでピートの効いた心地良い余韻。
【Good/Very Good】
BBRが2008年にボトリングしたボウモア1994、およそ14年熟成。
2樽ヴァッティングで46%に加水されています。
当時はカスクストレングスにばかり目が行っていてこういう加水タイプはスルーしがちでしたが、今改めてテイスティングするとやっぱり突き抜けたフルーツ感がしっかりあります。
ボウモアらしいグレープフルーツやパッションフルーツのニュアンスにしっかりと主張するピート感も十分です。
果汁感のある甘味と酸味のバランスも秀逸で、加水ということもあって非常にスムーズで飲み心地も良いです。
ボトリング後8年程度経過し、加水なので瓶内変化はやや早いのでしょう、一体感が出て結構こなれてきています。
しかし、改めて飲むとこの辺のヴィンテージはやっぱり素晴らしいですね。
今回の加水タイプの変化を感じて、将来的なカスクストレングスボトルの変化も垣間見えた気がしました。
この辺のヴィンテージは、瓶内での変化も経ていつか今の60年代みたいな扱いになるのではないかとも思います。
さしずめ1993が今の1966みたいな扱いでしょうか。このあたりは結構厚くストックしているということもあり、とても楽しみです。
#ボウモア (BOWMORE)