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ニューリリース:ボウモア 1999-2016 17年 オフィシャル ハンドフィルド アイラフェス向け #24 56.1%

自分で詰めた思い出深いボトルです。

 

ボウモア BOWMORE 1999-2016 17yo OB HAND-FILLED THE FEIS ILE COLLECTION #24 56.1%
PEDRO XIMENEZ CASK

香りは甘やかなシェリー、ベリージャム、枝つきのレーズン、ぶどうの皮、うっすらとカツオダシの効いためんつゆ、じわじわと麦感、少しアーシー、強めのピート。
飲むと芳醇に広がる、ブドウの果汁感あり、濃い甘味と味を深める渋味、めんつゆっぽさのある魚介ダシの旨味、ピートもしっかりあり長い余韻。

【Good/Very Good】

今年のアイラフェス向けにボウモアで1樽だけ販売されたハンドフィル、ペドロヒメネスカスクで1999年蒸留の17年です。
通常のアイラフェス向けボトルと一緒に販売開始になりましたが、前者はヴァージンオーク主体の4樽ヴァッティングで1500本、このハンドフィルは600本程度ということでした。
通常ボウモアのハンドフィルには"HAND-FILLED"の記載があるラベルが使われていたはずですが、本ボトルにはそれがなく、"THE FEIS ILE COLLECTION"と記載されています。
私達が早朝から並び、樽からヴァリンチを使って自分でボトリングした思い出深いボトルでもあります。

まず、ペドロヒメネスカスクらしい甘やかで果汁感のあるフルーティがしっかりと感じられ、ピートもそれに負けじと主張してくる香味でした。
また、ただフルーティなだけでなく、モルティさ、アーシーさ、タンニンなどの成分も効いており複雑さもありました。

ここまで部分に関しては蒸留所で樽から飲んだ時のイメージ通りだったのですが、改めて飲んでみると私の苦手なめんつゆっぽいダシ感が意外と味わいに強めに感じられてしまいました。
向こうで飲んだ時の感動は蒸留所マジックだったのかもしれません。

しかしこの苦手なニュアンスは抜けてくることもある印象ですので、思い出深いこのボトル、苦手な引っ掛かりが深みに変わることを信じて寝かせることにします。

 

#ボウモア (BOWMORE)

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