シェリーのキルホーマンの中でも特に完成度が高いです。
キルホーマン KILCHOMAN 2007-2016 8yo OB for FEIS ILE 2016 #429/2007 56.6%
one of 634 bottles, Oloroso Butt
香りは旨そうな強めの麦感と優しく主張するシェリー、プラム、優しいベリー、ヨードもスモークもある強いピート、薄く塩素っぽさがありややクール、淡く魚介ダシ、リッチ。
飲んでもシェリー感が優しく全体を包んでいる、ジャム系のフルーツとコクのある甘み、噛みしめるごとに出てくる麦の旨味あり、ダシの旨味もある、鋭さのある強いピート、リッチ、余韻は甘やかで長め。
【Good/Very Good】
今年のアイラフェス向けのキルホーマン。
2007年蒸留で8年熟成、シェリーバットのシングルカスクです。
キルホーマンはフェスボトルがシングルカスクなので、早起きして並んで買うのは大変だったと思います。
キルホーマンとしては長めとはいえ、バットで8年熟成なのでまだ強い麦感が残っていますが、刺々しさはほとんど抜けており旨味はたっぷりです。
シェリー感との違和感もなく、香りにも味わいにもそれなりに一体感があります。
ナチュラルなジャム系のコクのある甘味と麦の旨味、そしてアイラらしい魚介ダシっぽい旨味と強く若々しいピートもあり、美味しいです。
最近キルホーマンには美味しいものが増えてきていますが、特別な樽を選んだだけあって、これもだいぶ仕上がっていました。
明らかに平均レベルが上がっているキルホーマン、今後にも期待してしまいます。
#キルホーマン (KILCHOMAN)