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グレンオード 5年 オフィシャル 70年代流通

スペック的にみて状態も素晴らしいオールドボトルで、芯の太さを感じました。

 

グレンオード GLENORD 5yo OB 43%
70年代流通

香りはヒネの無いしっかりめのオールド感、レモン水、滋味深いこなれた麦感が強い、スミレ、しっかりと土っぽさ、湿ったニュアンスのある強めのオールドピート。
飲むとさらりとした口当たりから不自然なほど広がる、レモン、舌全体に染み込むような麦の旨味と優しい甘味、心地よい酸味、オールドピート、心地よい余韻。

【Very Good】

70年代に流通していたグレンオードの5年、オフィシャルボトルです。

加水短熟ボトルでボトリング後40年は経過していると思われますのでかなり状態が心配なスペックですが、今回のものはグッドコンディションでした。

もちろん多少の枯れ感や抜け感はあり、ボトリング後の飲みごろのピークを過ぎているようなニュアンスもあるのですが、滋味深くこなれた麦感とその旨味が染み込んでくるようで、古い原酒らしい土っぽさやオールドピートもしっかりと酒質を裏打ちしているようでした。
短熟表記ですし複雑さはもともとそれほどなかったのではないかと思いますが、アーシーでピーティ、麦感と優しい甘みが好印象で、今飲んでもベースにある原酒の太さを十分に感じられる美味しいモルトでした。

前回同じボトルを飲んだ時にはもっと抜けていて、アーシーでピートの効いたレモン水のようでしたが、それはそれで過去の原酒に思いを馳せることのできる興味深い酒でした。
今回のものはそれよりも具体的に原酒の酒質を感じられる充実感が残っていたのが印象的で、とても美味しくいただきました。

 

#グレンオード (GLENORD)

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