おおよそオフィシャルと思えないラベルですが、濃厚シェリーでパンチのある香味でした。
グレンカダム GLENCADAM 1978-2004 26yo OB for Jack Wiebers Whisky World 55%
one of 184 bottles
香りはバリシェリーで暖かい、ブドウの皮、バルサミコ酢、ビターチョコレート、ドライフルーツ、オレンジマーマレード、みりん、醤油、クローブ、ハーブ、少しミーティ、リッチ。
飲むと芳醇に力強く広がる、ねっとりしたプルーン、ドライフルーツ、コクのあるジャムの甘味とハーブとウッディネスのある強めの渋味、リッチで長い余韻。、
【Good/Very Good】
ドイツのジャックウィバーズ向けにボトリングされた、グレンカダムのオフィシャル1978、26年熟成のシングルカスクです。
ボトラーっぽい派手なラベルで、記載を見なければオフィシャルとは信じられないです。こんなボトリングをしてたんですね。
香りにおいても味わいにおいてもまったりと重いシェリー感が全体を支配しており、原酒の個性はほとんど感じられませんが上記の如く非常に多彩な香味です。
特に、香りにおけるバルサミコ酢っぽいニュアンスやみりんっぽさ、そして味わいにおけるねっとりまったりとしたジャムっぽい甘みと強めの渋みが印象的でした。
とにかくガツンと来るシェリー感で、ここまで強いとこなれるのにも時間がかかるのではないかと思いますが、ミーティな要素はもともとはサルファリーな系統の香味だったのかもしれません。
こういうドロドロとも思えるシェリー感のモルトも、たまに飲むと楽しいですし、家で1本開いていたら意外と飲みたくなることがあるような気がします。
恐らく最後に1杯だけ飲むという形になるとは思いますが。
#グレンカダム (GLENCADAM)