ポテンシャルもコンディションも素晴らしいオールドでした。
ロイヤルロッホナガー ROYAL ROCHNAGAR 12yo OB 40%
70年代流通
香りは心地良いオールド感、萎びたオレンジ、淡く桃や柿、古い紅茶、穏やかな麦、アンティーク家具のような古いウッディ、奥からオールドピート。
飲むと滑らかで優しい口当たり、こなれたオレンジマーマレード、萎びた桃、優しいコクのある甘味、少し噛み応えのある麦の旨味、ふわりと広がり度数の割にボディはある、土っぽさを伴うオールドピートがしっかり。
【Very Good】
70年代流通と思われるロイヤルロッホナガー12年、オフィシャルボトルです。
香りは加水オールドでボトリング後の時間がかなりたっているにも関わらず、オールド感が心地よく枯れた程度に収まっており、経年変化にも由来しそうな多彩なフルーツ感とこなれた麦、そして60年代以前の蒸留らしいオールドピートも感じました。
飲んでも嫌な要素はなく、フルーツ、麦、ピート、アーシーさなどの要素が心地よいオールド感に包まれるようにバランスよく主張してきます。
まとめると、オールド感が嫌味にならない状態に留まっていながらもオールドボトル&オールドヴィンテージらしい魅力が香りにも味わいにも溢れています。
これは奇跡的とも言えると思います。
こういう状態だとわかっていれば多少高くても迷わず購入するのですが、さすがに難しいでしょうか。
でも宝くじではないですが夢を買ってみたい気もします。(笑)
#ロイヤルロッホナガ― (ROYAL LOCHNAGAR)